

日本の約1.7倍の国土に2500万人が暮らすアフガニスタンは、中央アジアに位置し、ユーラシア大陸の東西交通路とインドを結ぶ重要な地点にあり、そのため動乱の絶えない国でした。
紀元前260年にはインドのアショカ家の侵攻によって仏教がもたらされました。「バーミヤン遺跡」はその名残りです。
7世紀にはアラブがイスラム教を拡げるためアフガニスタンに入ってきました。13世紀にはチンギスハンが攻め入り、1880年にイギリスが侵攻し同国を保護領にしてしまいました。
その後、部族間の抗争、ソ連軍の侵攻、タリバン支配、などなど、不幸にして戦乱が絶えなかったアフガニスタンですが、全世界の支援を得てようやく、春が来ようとしています。
トピックス
アフガニスタン絨毯 名門産地の復活に希望
メディアのアフガニスタン報道は、改善が遅れている部分のクローズアップばかりで、良いところの紹介は少ないようです。
実際は、日本をはじめ世界中からの支援を受け、電気・水道・学校・道路などのインフラは想像以上に整備拡充され、経済成長率も7%台と好調。色々な問題もまだまだ残ってはいるが、着実に建国は進んでいるとのことです。
当社が、パキスタンで成功している「日本のマーケットを意識した絨毯づくりの手法を取り入れて、早急に絨毯産業の復活をはかりたい」とのこと。
微力ながら参加させて頂くことと致しました。
駐日アフガニスタン大使館次席代表 バシール・モハバット氏と、当社畠山社長 (23年3月)
アフガニスタン絨毯


アフガニスタンは、羊毛加工の先祖である中央アジアやコーカサス諸国に接しており、絨毯は三千年も前から存在していました。近年は不幸にして内戦が続き、国内生産はほとんど中断し、わずかにパキスタンやイランに避難した人々の絨毯が出回っていただけです。これからは急回復し、ナンバーワン産地になることでしょう。アフガニスタンの人々にとって絨毯を造ることは天職だからです。
代表的なアフガニスタン絨毯
- 1.バルーチ Baluch
- イラン国境に近い南西部の広い地域で織られている、代表的な絨毯とキリムを指します。
- 2.マウリ Mauri
- イラン国境に近い西部の大都市ヘラートと、ウズベキスタンに接するバラクの2カ所で主に生産されている、高級アフガニスタン絨毯。
- 3.ドウラタバド Daulatabad 4.アルテボラク Altibolak
- トルクメニスタン国境に近い北西部のファリヤブ地方で、昔から生産されてきた高級絨毯です。柄はすべてボハラ柄で、トルクマンをルーツにする絨毯であることを証明しています。
- 5.アクチェ Aqcha
- ウズベキスタン、タジキスタンなど中央アジアの国々と接する、北部のサマンガンやクンドーズなど広い地域で生産される絨毯。ややコントラストの強いアースカラー(黒ずんだ濃い赤)が特長。
主な仕様
アフガニスタン絨毯はウールで作られたものが多く、強くて使い勝手のよい絨毯です。素朴で明快なデザインにも人気があり、大空間の演出に効果的です。

柄・タイプ | 柄:幾可学模様 カラー:ほとんど赤紫、草木染 |
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商品の一例
こちらでご紹介している商品のほかにも、多くのアフガニスタン絨毯を取り揃えております。ご希望のイメージなどがありましたら、お気軽にお問い合わせください。また、直接見てさわってお選びいただけるショールームへのご来場もお持ちしております。
![]() マウリ 250×350cm |
![]() ムシュワニ 100×140cm |
![]() バルーチ 80×140cm |
![]() アイマーク 150×240cm |
![]() タイマニ 210×300cm |
![]() トルクマン 200×250cm |
![]() キズラヤーク 150×200cm |
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![]() バルーチ 100×200cm |
![]() マイマナ 200×300cm |
![]() タイマニ 180×270cm |